オリーブオイルの成分には驚きの健康効果が! ダイエットや美容にも高い効能が期待できる??

オリーブオイルは健康食品!

毎日使う油はオリーブオイルに変えましょう!

こういった言葉を聞いたことがありませんか?

オリーブオイルとは結局のところです.

サラダ油やキャノーラ油と同じ油です.

しかし,オリーブオイルだけはなぜか健康に良い,体に良いとされています.

その謎や違いについて調べてみました.



オリーブオイルとは

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オリーブオイル(オリーブ油)とは食用油の一つで,名前のとおりオリーブの果実,種子から抽出した植物性油です.

他の食用油は種子から油を抽出するのに対し,オリーブオイルは果実から油をとることができます.

種子から油を抽出するには,加熱や処理精製が必要となり,その植物本来の風味が失われてしまいます.

しかし,オリーブオイルは果実から抽出できるため精製工程を必要とせず,オリーブ本来の風味が備わっています.

成分

他の食用油の主成分がリノール酸なのに対し,オリーブオイルの主成分はオレイン酸となっています.

この成分量の違いが,オリーブオイルと他の食用油との決定的な違いになります.

このオレイン酸は不飽和脂肪酸という成分の一つなのですが,この不飽和脂肪酸を多く含んでいるオリーブオイルは酸化しにくく,固まりにくいことが特徴として挙げられます.

また、熱にも強い耐性を持っているので、加熱調理に向いた食用油です。

効果・効能

オリーブオイルの主成分であるオレイン酸には,体内の悪玉コレステロールを減らし,善玉コレステロールを増やす働きがあります.

それにより体内の血液がサラサラになり,心筋梗塞や脳梗塞などあらゆる成人病の原因である動脈硬化を防ぐ効果があります.

また,体のむくみや便秘を解消する効果もあり,特に女性には嬉しい効果が期待できます.

美容目的

オリーブオイルは美容にも良いとされています.

肌の老化を抑え,肌のハリやツヤを出す美肌効果があります.

また,オリーブオイルに含まれるビタミンEが髪に良いとされています.

ドライヘアーや縮れた毛などにより効果的で,髪に保湿と栄養を与えることができます.

この場合,髪に直接オリーブオイルを使うことになります.

浴槽でオリーブオイルを髪になじませて10分ほど温まったあと,シャンプーで綺麗に洗い流すことを毎日すると,数日で効果が実感できます.

カロリー

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オリーブオイルは健康に良いということがわかりました.

しかし,ダイエットという観点から見るとどうでしょうか?

実際にオリーブオイルを取り入れた,オリーブオイルダイエットというダイエット法があります.

そのオリーブオイルダイエットとは,一日に大さじ2杯程度のオリーブオイルを摂取するだけです.

そのまま飲んでよし,料理に使ってもよしと自由度が高いダイエット法になります.

オリーブオイルのオレイン酸の働きにより,血行を良くし,ダイエットの敵である便秘やむくみを解消します.

そして,胃腸を活性化させる効果と同時に食欲を抑える効果もあるので,オリーブオイルはダイエットに向いている食品といえます.

しかし,オリーブオイルの成分自体は体に良いものばかりなのですが,カロリーも高いです.

どんなに体に良いとはいえ油だということには変わりありません.

過剰摂取するとさらに太る原因にもなりますし,体への悪影響もでてきますので注意しましょう.

注意する点

このオリーブオイルをより効率的に使うにあたって,注意しておくべき点がいくつかあります.

日の当たるところや熱のこもる場所での保管は避ける

オリーブオイルに限った話ではありませんが、食用油は熱で劣化しやすく,劣化すると風味や香りが失われてしまいます.

もちろん,健康効果や美容効果も低下するので冷暗所に保存するようにしましょう.

長期間の保管をしない

オリーブオイルの賞味期限は2年とされています.

さらに,空気に触れることによって劣化が早く進んでしまうので,開栓したら早めに使いきりましょう.

一度の大量購入はオススメできません.

色で品質を判断しない

オリーブオイルには色がついているのですが,これは品質にあまり関係がありません.

オリーブの収穫時期などによって色のつき具合が変わってくるので,色で品質は判断できません

プラスチックや透明容器で保管しない

オリーブオイルは光でも劣化しやすいため,光を通しにくい有色の容器で保管するようにしましょう.

また,プラスチック容器だとごく微量ではありますが,空気にふれるような構造になっています.

有色のガラス容器で保管することをオススメします.

終わりに

オリーブオイルは健康食品としてとても優秀です.

保管方法や調理方法,摂取量などに注意し,毎日の食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?