あられ(霰)とひょう(雹)はどうちがう?大きさの秘密と雪の結晶ができるまで!

2014年の6月、関東地方は大気が不安定で、局地的に激しい雷雨に見舞われました。

東京の一部の地域では、大量のひょうが降ったのです。

そのことがニュースで話題になりました。

東京の市街地だったので、大きなニュースとなりましたが、実は、6月にひょうが降ることはめずらしいことではないのです。




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ひょう(雹)

ひょうとは、積乱雲から降る直径5mm以上の氷の粒のことです。

ひょうが降ることを降雹とも言います。

ひょうができるまで

日本は5月から6月にかけて、南の海上から湿った空気がやってきて、上空は寒気が入り込むことが多くなります。

そのため大気が不安定になりやすいのです。

だからこの時期はひょうが降りやすくなるのです。

ひょうは大きく発達した積乱雲の中でつくられます。

複数の積乱雲が密集すると、上昇気流と下降気流が発生する場所が異なってきます。

すると、上昇気流によって上空にもちあげられた空気が冷やされて、雪の結晶ができます。

雪の結晶がある程度大きくなると重さに耐え切れなくなります。

そして地上に向かって落ちていくのです。

雪の結晶は落ちながら、周りにある0度以下に冷やされた過冷却状態の水滴と合体してあられに成長していきます。

このとき上昇気流が強いと、あられは再び上空の冷たい場所に押し戻されてしまうのです。

そして、落下と上昇を繰り返し、ひょうへと成長していくのです。

過冷却状態

過冷却状態とは、物質の相変化において、変化するべき温度以下でもその状態が変化しないでいる状態のことです。

たとえば液体が凝固点を過ぎて冷却されても固体化せず、液体の状態を保持する現象などがあげられます。

水であれば摂氏零度以下でもなお凍結しない状態をさします。

あられ(霰)

あられ(霰)は、雲から降る直径5mm未満の氷粒のことです。

まとめ

あられもひょうも、雲からできる氷の粒であることに変わりはありません。

あられは直径5mm未満、ひょうは直径5mm以上と大きさによって区別されているのです。

真夏は積乱雲が発達するので、あられやひょうができやすいですが、気温が高いので、地上に落ちてくる前に溶けてしまうことが多いのです。

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