ゴムが伸び縮みする理由は原子や分子にあった!?ゴムの性質を紹介します。

ゴムはどうして伸び縮みするのでしょう。

ふと疑問に思ったことはないでしょうか?

ゴムの不思議な性質について紹介したいと思います。



網目状のゴム

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ゴムは、目に見えないくらいの小さな粒があります。

そして、それが、長いひものように集まった形になってできているのです。

このゴム分子が網目のようにたくさんつながったものが、ゴムの木の樹液からつくった生ゴムです。

ただし、生ゴムをそのまま使うことはありません。

なぜかというと、時間が経つにつれてベトベトしてしまうからです。

そこである工夫が必要になります。

このゴム分子の間をつなぐ物質といっしょに温めます。

すると、わたしたちが普段使っているゴムになるのです。

ゴムが伸び縮できるわけには、この網目が関係しているのです。

ゴムを引っ張ると、網目のようにつながった分子が引き伸ばされます。

それまで、クシャクシャに丸まった形だった分子は、

その場でブルブルと小さく動く余裕がありました。

しかし、むりやりまっすぐに並ばされると動けなくなるのです。

そして、引っ張る力がなくなると、またもとの形に戻ろうとして縮むというわけです。

ゴムを一気に伸ばす

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ゴムを一気に伸ばすとゴムが温かくなっていることはありませんか?

逆に伸ばしたゴムを一気に縮めると冷たく感じたことはありませんか?

実は、これにはちゃんとした理由があるのです。

実は、分子の動きで説明できます。

どういうことかというと、ブルブル動いていた分子が一気に引き伸ばされて動けなくなります。

すると、動くために使っていたエネルギーが余ります。

そして、熱になって出るので熱く感じます。

逆に、一気に縮めると、分子が動き出すためのエネルギーをまわりから奪うので、冷たく感じるというわけです。

ゴムの性質

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ゴムは、伸び縮みする性質の他にも、いくつか性質が有ります。

・伸びる

・縮む

・水を通さない

・電気を通さない

・音を小さくする

・振動を小さくする

など、便利な性質がたくさんあります。

まわりにあるゴム製品を探してみてください。

最後に

ゴムをあたためると、伸ばすのにより力が入ります。

温めるとゴム分子の動きが大きくなるからです。

また、古い輪ゴムは切れやすいので気をつけてください。

ゴムは、陽の当たるところに長く置いておくと、もろくなりやすいです。

保管する場合は、陽の当たらないところで保管するようにしましょう。




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