眠たいとき、ぼーっとしているときについしてしまうあくび。
人があくびをしている時、自分もついあくびをしてしまうことがあります。
人はなぜあくびをしてしまうのでしょうか?
あくびに意味はあるのでしょうか?
あくびとは
欠伸(あくび)とは、眠たいときなどに起こる生理現象のことで、大きく口をあけて息を吸う呼吸運動です。
眠たい時の他に、寝起きの時、退屈な時、緊張をしている時に起こります。
人からあくびがうつることもあります。
あくびの原理
脳の中に室傍核という部分があり、そこのオキシトシン神経という神経からあくびをするための信号が送られます。
その信号に反応し、あくびをするように促されます。
あくびが出ると同時に、涙がでることがあります。
これは、顔の筋肉が涙腺を刺激することによって起こります。
あくびをすると涙が出るのにも理由があったのですね。
あくびをする原因
あくびはまだわかっていない部分が多く、これが原因であるという断定はされていません。
その中でも、特に有力な説を集めてみました。
脳を刺激するため
あくびは脳の働きが鈍い時に起こりやすいとされており、脳を活性化させるためにあくびをします。
あくびをすることで酸素を供給し、脳に多くの酸素を送り込んで刺激しようとするのです。
また、極度に緊張したときも、緊張をゆるめようとあくびを促します。
これも、脳を刺激して覚醒させようとしているのです。
体温を調節するため
脳はエネルギーの消費が多く、熱を放出します。
その結果体温が上昇していくのですが、体温が上昇すると脳の働きが鈍くなります。
それを防ぐために、あくびをして外から冷たい空気を送り込み、体温を下げようとしているのではないかと考えられています。
気温が体温以上の時、あくびをあまりしないという実験結果から裏付けられている説です。
感情を共有するため
親しい間柄の人同士だと、あくびがうつる可能性が高いとされています。
これがいわゆる、
あくびはひとにうつる
と言われる理由です。
しかし、なぜ人にあくびがうつるのかは解明されていません。
複数の説があり、よく言われているのは、
集団で生活している動物同士が寝る時間を知らせるための合図
だとされています。
基本的に、親しい間柄ほどあくびがうつるというのは間違っていないようです。
たとえ犬などの動物相手でも、親しい関係だとうつります。
逆に、親しくない間柄だとどうなるかというと、あくびはうつらないそうです。
誰のあくびでもうつるわけではありません。
あくびを止める方法
あくびを簡単に止める方法をいくつかご紹介します。
上唇を舐める
ただ唇を舐めるのではなく、上唇を舐めるようにしてみてください。
すると、あくびしそうだったのが何事もなかったかのように止まります。
舌を強く上に押し付けるのがポイントです。
上顎に舌を押し付ける
舌を上顎、上の歯の裏側あたりに強く押し付けることによってあくびを止めることが出来ます。
すぐに効果がある上に外からも見えないのでオススメの方法です。
重要な場面で相手に失礼な態度を見せるわけにはいかない。
そんなときにはこれがオススメです。
鼻から呼吸する
あくびをしそうになった時、鼻から強く呼吸をするとあくびが止まります。
本来、酸素を供給しようとあくびをするのですが、鼻から強く呼吸をすることによってそれを解決し、あくびが止まるようです。
これもよく効きますし、外からも見えないのでオススメです。
終わりに
いかがでしたか?
人がするあくびはまだまだ解明されていない部分があります。
身近なところにも謎は存在するということですね。
これが、人体の神秘というものなのでしょう。
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