みなさん、甘酒はお好きですか?
最近では、健康・美容効果も期待できる甘酒がブームになっていますよね!
甘酒と名前にガッツリとお酒と書いてあるのに、子どもが飲んでも許される飲み物。
小さい頃はとても特別感のある飲み物でしたよね~
老若男女から愛されている甘酒には、どのような健康効果が秘められているのでしょうか。
甘酒とは
甘酒とは、日本の甘味飲料の一種です。
甘酒の歴史は、古墳時代から始まったといわれており、
江戸時代には「夏の栄養ドリンク」として夏バテを防ぐ効果もあったため、古くから親しまれていました。
現在では、桃の節句に白酒の代わりに飲む機会が増えています。
名前に酒と入っていても、アルコール度数が1%未満であるためソフトドリンクに分類されます。
子どもでも飲めるため、老若男女問わず味わうことができます。
甘酒には、酒粕を原料とするものと米麹を原料とするものの主に2つの種類に分けられます。
酒粕の甘酒と米麹の甘酒の違い
酒粕の甘酒
酒粕を原料とする甘酒は、酒粕特有の香りが強く、甘みが少ないため、砂糖を加えて作られます。
砂糖を入れることによってカロリーが高くなりやすいです。
また、酒粕にはアルコール成分が含まれるため、酒粕からできた甘酒を未成年や妊婦さん、運転する人が飲む時は、食品成分表示やアルコールの記載に注意することが必要です。
酒粕は米麹に比べて比較的入手しやすく安価であるため、自宅で手軽に作ることもでき、自分好みの甘酒を作ることもできます。
アルコールは沸騰させることによって、アルコール分を飛ばすこともできますが、なかなか抜けにくいものでもあります。
未成年や妊婦さん、運転する人がいる場合には、飲ませないようにする、もしくは5分程度しっかりと沸騰させてアルコールを飛ばすようにしましょう。
米麹の甘酒
米麹を原料とする甘酒は、香りもきつくなく、お米と麹菌による自然由来の甘さがあるためメーカーにもよりますが、砂糖を入れずに作られます。
アルコール成分を含まないため、お子様や未成年、妊婦さんでも安心して飲むことができます。
酒粕を原料とする甘酒に比べると低カロリーで、ダイエットしている人の味方になってくれます。
酒粕に比べると米麹は値段が高価です。
甘酒の栄養成分
甘酒は昔から「飲む点滴」と言われるほど、栄養豊富なドリンクです。
特に
- ビタミンB群
- アミノ酸
- オリゴ糖
- ブドウ糖
- 酵素
などが豊富に含まれています。
さらに、甘酒の栄養素は体に吸収されやすく、即効で体力が回復するそうです。
甘酒の効果
甘酒は栄養豊富なため、体に嬉しい効果がたくさんあります。
今回は米麹で作られた甘酒をクローズアップさせて効果・効能をご紹介します。
酒粕の効果について気になる方は、こちらの記事を参考に読んでみてください。
甘酒ダイエットが大ブーム!? 酒粕の栄養素でお肌への美容効果も!?
ダイエットには米麹の甘酒
米麹の甘酒と酒粕の甘酒、ダイエット面から考えると、米麹の甘酒の方が断然おすすめです。
米麹・酒粕、それぞれの原料100gあたりの栄養素で見てみると、
- 米麹:286キロカロリー
- 酒粕:227キロカロリー
とされています。
このように原料でお互いを比較してみると、酒粕の方が低カロリーであるといえます。
しかし、甘酒にすると、酒粕の甘酒には砂糖を入れて作るため、どうしてもカロリーが高くなってしまいます。
砂糖を入れなければ低カロリーですが、酒粕独特の風味があるため砂糖などの甘みをプラスしなければ、美味しくいただくことができません。
その点、米麹の甘酒であれば、砂糖を入れなくても自然な甘さで香りもきつくないため酒粕の甘酒に比べると飲みやすいです。
気になる米麹の甘酒のカロリーは100g中81キロカロリーといわれています。
さらに米麹には、脂肪を燃焼してくれるリパーゼと呼ばれる酵素が含まれています。
また、血糖値を上げて満腹感をもたらしてくれるブドウ糖も含まれているのです。
ダイエットを目的とする場合は、ダイエットサポートに向いている米麹の甘酒を飲みましょう。
腸内環境の改善
甘酒には腸内環境を改善し、便秘の改善・予防をする効果があります。
酒粕の甘酒に食物繊維の含有量は劣るものの、米麹甘酒にも食物繊維が含まれています。
また、腸内環境の改善により、悪玉菌が減少し、善玉菌が増加します。
甘酒に含まれているオリゴ糖やブドウ糖は善玉菌を増やすだけでなく、もともとの善玉菌の餌にもなり善玉菌を増殖させる効果もあります。
腸内環境の改善により、
- 免疫力のアップ
- ダイエット効果
- 美肌効果
にもつながります。
美容効果
甘酒には、
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- パンテント酸
など、ビタミンB群を多く含みます。
ビタミンB群には皮膚や粘膜を丈夫にして肌をきれいにするだけでなく、美髪、疲労回復にも効果があると言われています。
また、肌荒れは活性酵素の増加が原因によって引き起こされるといわれています。
腸内環境の改善により、善玉菌が増えると活性酵素が減るため、肌荒れが改善されます。
甘酒を飲むなら朝!!
甘酒を飲むタイミングとして、消化による胃の負担を考慮して、一番効果的なのは朝といわれています。
甘酒は栄養豊富な上、体に吸収されやすいため、朝に摂取すると1日のスタートを元気に切ることができます。
朝時間がなくてなかなか朝ごはんが食べられない人や便秘で悩んでいる人も、胃腸のはたらきが良くなり、栄養補給も手軽にできるので大変おすすめです。
さらに、甘酒を温めて飲むことで基礎代謝のアップも見込めます。
しかし、ビタミンB群は熱に弱いため温め過ぎには注意しましょう。
甘酒の適切な摂取量としては、1日にコップ1杯が目安とされています。
健康に良いからと言って飲みすぎてしまうと、カロリーオーバーになりかねないので注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
甘酒には米麹と酒粕の二種類の甘酒があることがわかりました。
どちらも栄養満点なドリンクで健康効果も高いので、目的によって飲み分けてみてください。
米麹の甘酒はダイエットにおすすめなので、朝に飲んでみたり、おやつの代わりにしてみたりと、ぜひ試してみてください!
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