グレープフルーツと聞くと、どんなイメージをお持ちでしょうか?
甘い、酸っぱい、苦いなど様々でしょう。
果物の中でも特に好き嫌いが分かれやすいです。
グレープフルーツ自体は知られているのですが、調理方法や効果があまり分からないから買わないという人が多いと思います。
そこで今回、グレープフルーツについて簡単に紹介したいと思います。
グレープフルーツとは
亜熱帯を原産とする柑橘類で、みかんやオレンジと並ぶ果物になります。
品種は基本的に果肉の色で決められており、ホワイト種、ピンク種、ルビー種などがあります。
グレープフルーツという名前にはグレープ(ぶどう)の名前が入っているのですが、不思議に思ったこともあるかと思います。
これは、グレープフルーツがぶどうの房のように木になることや、果実からぶどうに似ている香りがすることから名付けられたと言われています。
甘さや酸味の他に、苦味が含まれているのが特徴です。
この苦味が、好き嫌いが分かれる大きな理由なのではないでしょうか。
グレープフルーツの旬は、熟したものが輸入される時期である4~6月が美味しいとされています。
グレープフルーツの調理方法
生食で食べる場合、そのままでは苦味が強いです。
ですので、水洗いをし、横半分に切って砂糖をまぶし、スプーンですくって食べるという方法が一般的です。
砂糖をまぶすことによって、グレープフルーツの苦味を抑え、食べやすくなります。
しかし、糖分の摂り過ぎになってしまうこともあるので注意が必要です。
その他、果物ですので、ジャムやジュースに加工して食べることが多いです。
グレープフルーツの栄養素と効果
グレープフルーツには多くの栄養素が含まれており、グレープフルーツを食べることによって、様々な効果が期待できます。
- ビタミンCが含まれているので、美肌効果や風邪、がん予防が期待できます。
- 糖類が含まれているのですが、他の果物と比べて少ないので、ダイエットや糖尿病の方にオススメです。
- 酸味はクエン酸が主で、疲労回復効果があります。
- カリウムは心臓の強化が期待されており、医学的にも証明されています。
アメリカではグレープフルーツの製品にハートマークが付けられており、心臓を守る食品とされています。
このハートマークは、アメリカン・ハート・アソシエイション(アメリカ心臓協会)に認定されている証になります。 - 食物繊維のペクチンは、老化防止、便秘の解消、悪玉コレステロールの撃退が期待できます。
しかし、ジュースなどの加工製品には、あまりペクチンは含まれていません。 - 苦味成分であるナリンジンは、ストレス解消に役立ち、抗がん作用や健胃効果が期待できます。
- 果肉が赤い品種には、カロチンの一種であるリコピンが含まれており、皮膚や粘膜の強化に役立ちます。
グレープフルーツの危険性
様々な効果が期待できるグレープフルーツですが、目には見えない危険性があるので注意が必要です。
これは必ず覚えていた方がいいかと思います。
医薬品との相互作用
グレープフルーツの果肉は、様々な医薬品との相互作用が確認されています。
解毒酵素を阻害してしまったり、逆に医薬品の効果を増強させてしまう恐れがあります。
ただの風邪薬でさえ、主作用、副作用共に効果が効きすぎてしまい、体に毒となってしまう場合もあります。
ポストハーベスト農薬
グレープフルーツは輸入が主なのですが、7割近くがアメリカ産となっています。
その輸入製品には品質維持のため、抗菌剤などの農薬が塗布されています。
この農薬をポストハーベスト農薬というのですが、日本では食品添加物扱いされているのが恐ろしいところです。
何も知らない人は、気づかないうちに農薬を摂取しているということになります。
これにはグレープフルーツ以外の輸入製品全てにも当てはまるので注意しましょう。
農薬などの薬品は皮には大量に含まれているのですが、果肉までに染みこむことはほとんどありません。
ですので、皮さえ食べないようにすれば安心して食べることができます。
終わりに
豊富な栄養素に加え、様々な効果効能が期待できる果物がグレープフルーツです。
まさに今の時期が旬ですので、一度食べてみてはいかがでしょうか?
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