みなさんはコーヒーはお好きでしょうか?
一日にどれくらい飲みますか?
1杯?2杯?
そんなもんじゃない?
常に飲み物はコーヒーだ!
私の体はコーヒーでできている!
なんて方もおられるでしょう。
しかし、コーヒーを摂取するタイミングや量によって、健康を損ねてしまう原因になってしまうことがあります。
コーヒーについての知識を深めてみましょう。
コーヒーとは
コーヒーとは、コーヒーの木の種子(コーヒー豆)を焙煎し、挽いたものを水やお湯で抽出した飲料のことです。
コーヒー豆の品種から作り方、飲み方まで多くの種類が存在し、今もなお増え続けています。
実と豆の違い
コーヒーの木から直接豆が取れるわけではありません。
他の果物のように果実があり、その中に種子が存在し、それがコーヒー豆と呼ばれているのです。
焙煎とは
焙煎とは、焙(ほう)じて煎(い)ることで、乾煎りのことです。
水分を加えず加熱することで水分を飛ばし、香ばしい風味を出したり消化しやすくします。
ローストと呼ぶこともありますが、乾煎り=ローストではありません。
ローストの中に乾煎りという方法があるのです。
果実(コーヒーチェリー)の使われ方
私達が飲んでいるコーヒーはコーヒーの種子を使っているのですが、果実はどうなるのでしょうか?
熟した果実は赤い実になり、さくらんぼの実に見えることからコーヒーチェリー(コーヒーベリー)と呼ばれています。
もちろん食べることができ、甘い果実ですので、コーヒー農園などではそのまま食べる習慣もあります。
しかし、ほとんどの場合、果実は廃棄されます。
私たちが飲んでいるコーヒーは種子が必要なだけで、果実は必要ありません。
それだけではなく、果実は傷みやすいため商品になりにくいのです。
とはいえ、近年はコーヒーチェリーの活用方法について注目されるようになり、健康ドリンクなどの商品が開発されるようになりました。
まだコーヒーチェリーの知名度が低いため日本ではなかなか入手できませんが、これから認知されていけば日本でもコーヒーチェリーが流通するようになるかもしれません。
成分
コーヒーには糖類や脂質の他に、カフェインやポリフェノールと呼ばれる成分を含んでいます。
テレビや雑誌などで取り上げられることも多い成分で、知っている方も多いのではないでしょうか?
カフェイン
カフェインはコーヒーの最も特徴的な成分で、コーヒーといえばカフェインと認識している方も多いと思われます。
そして、カフェインには興奮作用として眠気覚ましがあり、利尿作用があることも知られています。
それ以外にも、自律神経の働きを活発化させたり、集中力を上げたり、運動能力が向上したりと、様々な効果があると言われています。
カフェインを摂取して、約30分後にその効果が現れるようです。
コーヒー以外にも、緑茶や紅茶などのお茶全般、ココアやコーラにもカフェインが含まれています。
その中でも玉露とコーヒーは特に保有量が多い飲料となっています。
栄養ドリンクにも興奮剤としてカフェインが含まれていることが多いです。
ポリフェノール
ポリフェノールとは抗酸化物質のことで、コーヒーにはカフェインより多く含まれています。
そして、ポリフェノールには動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病や、ガンの予防に効果があります。
コーヒー以外にも、赤ワインや緑茶にもポリフェノールは含まれています。
特に、赤ワインは保有量が多く、コーヒーより多く含まれています。
効果・効能
コーヒーを飲むと、多くの良い効果が得られます。
- 眠気覚まし
- 集中力向上
- 運動能力向上
- 消化促進
- ゼロカロリー
- 脂肪分解
- 生活習慣病予防
- ガン予防
- 疲労軽減
毎日コーヒーを3杯以上飲むことで、これらの効果を効率よく得ることができます。
ただし、短時間に続けて飲むとかえって調子が悪くなってしまいます。
飲むタイミングに注意しましょう。
飲むタイミング
コーヒーを飲むタイミングには、良いタイミングと悪いタイミングがあります。
それぞれどう違うのか見ていきましょう。
朝食にコーヒー
朝食の際にコーヒーを飲む方も多いと思われます。
寝起きで眠たい朝は、目覚まし代わりにコーヒーを飲んでいるのでしょう。
しかし、この飲み方ではあまり良い効果が得られないのです。
コーヒーを飲む際、胃に何も入っていない状態でコーヒーを飲むと、胃が刺激されます。
その結果、胃液の分泌量が増え、胃を荒らしてしまうことになります。
どうしても飲みたい時は、牛乳を混ぜてカフェオレにすると胃を荒らさずにすみます。
また、起床して1時間ほどの間は、覚醒を促すホルモンが活性化し、何もしなくても体を覚醒させてくれます。
しかし、このタイミングでコーヒーを飲んでも、カフェインの覚醒効果がほとんど得られないのです。
それだけではなく、無意味にカフェインを摂取することによってカフェインの耐性ができてしまし、どんどん飲む量が増えてしまいます。
その結果、カフェインを摂取しないとイライラしたり、頭痛などの症状に悩まされ、カフェイン中毒となってしまう場合があります。
朝だけでなく、昼食や夕食を食べる時も覚醒ホルモンが活性化するので、計3つの時間帯には注意しましょう。
正しい飲み方
コーヒーを飲むベストなタイミングは、食後1時間後です。
この時間帯は、覚醒ホルモンが減っているので、カフェインの効果がより発揮されます。
特にこの時間帯は集中力が切れやすいタイミングでもあるので、体をリセットしてもう一度集中するためにもコーヒーを飲むのが良いでしょう。
飲む際の注意
いくらコーヒーが好きだから、体に良いからといって飲み過ぎてはいけません。
どんなものでも、過剰摂取は体に毒です。
1日に何度もコーヒーを飲む方は、1杯(約140cc)につき1時間以上時間を空けるようにしましょう。
カフェイン中毒
カフェインの過剰摂取はカフェイン中毒を引き起こしてしまいます。
カフェインには依存性があり、摂取しないと頭痛がしたり、イライラしたり、落ち着きがなくなったりします。
死亡することはほとんどありませんが、過去にカフェイン中毒で亡くなった方もおられます。
短時間での過剰摂取はやめましょう。
終わりに
いかがだったでしょうか?
今回得た知識で、これからよりよいコーヒーLIFEが送れることでしょう。
ただ、こう言っては本末転倒かもしれませんが、あまり気にしすぎてもストレスになってしまいます。
適度な量を飲みたいタイミングで飲むのが一番かもしれませんね。
胃に何も入っていない状態で飲むのを避けるのと、過剰摂取にはお気をつけ下さい。
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