「1日25時間くらいあったらな~」
「1日もっと時間ほしいな~」
と、思ったことはありませんか?
だれもが一度は思いますよね。
でもみなさん知っていましたか?
誕生したばかりの地球は、1日の長さがもっと短く、何と5時間しかなかったのです。
1日が短かった原因
1日の長さは地球の自転速度で決まっています。
今から約46億年地球が誕生しました。
そのときの地球の自転はもっとはやかったのです。
しかし、長い年月をかけて地球の自転は遅くなってしまいました。
そして、現在1日の時間は24時間となったのです。
なぜ、地球の自転が遅くなったのかは理由があります。
その理由は、地球と月の距離にあったのです。
地球と月の距離
約46億年前は、地球は月の近くにありました。
しかし、現在は、月は地球から約38万キロメートル先に位置しています。
誕生したばかりの頃は、地球から約4万キロメートルのところにありました。
38万キロメートルと4万キロメートルなんでかなりの距離がありますよね。
引力
そして、地球と月の間には引力が働いています。
だから、月は地球の周りをぐるぐると回っているのです。
地球は月を、月は地球をお互いに引っ張っているのです。
例えば、海の水が満ち干きするのは、月によって海水や地球が引っ張られている証拠なのです。
月が地球を引っ張るとどのようなことが起こるのでしょうか。
それは、地球の自転にブレーキをかける効果が出るのです。
そのため、地球の自転がだんだん遅くなります。
また、月が地球の周りを回る公転速度は速くなり、どんどんと地球から遠ざかっていきます。
そして現在の位置まで移動したのです。
今後の影響
月は、現在でも地球から離れていっています。
距離で言うと、毎年3.8センチメートルずつ地球から離れています。
また、地球の自転は少しずつ遅くなっています。
そのため、約1億8000万年後には、地球の1日の長さは25時間になると言われているのです。
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