いつものようにトイレで用を足していたある日
気づいても時既に遅し
トイレットペーパーが切れてるーー!!
仕方がないから、近くにあったティッシュペーパーで代用する。
なんてことはありませんか??
実はこれ、やらないほうがいい行為なのです。
どうしてやらない方がいいのか、ちゃんと知っていますか?
トイレットペーパー
トイレットペーパーとは,用を足した後に使用するための紙で,紙パックなどのさまざまな再生パルプを使用して製造されています.
日本では主に静岡県で製造されており,その割合は約4割を占めます.
年間で一人あたり8kgを消費しているとされ,生活には欠かせない必需品となります.
トイレットペーパーにはシングルとダブルの2種類が販売されており,それぞれ長所と短所が分かれています.
シングル
長所
ダブルに比べて過剰消費しにくいです.
長さがダブルの2倍あるため,多く取りすぎてしまっても無駄になりにくくなっています.
無駄な消費が少なくすむので,お財布にも優しいです.
短所
1枚を引っ張り出すため,破れやすさが気になります.
ダブルよりも巻き取りが長いため一気に引っ張りがちですが,その勢いで破れてしまうことがあるのです.
ダブル
長所
シングルに比べて肌触りが柔らかいです.
1枚の強度が弱められている分柔らかくなっており,肌に優しいです.
短所
2枚が同時に巻き取られるため,過剰に消費しやすくなります.
また,巻き取るときに2枚がずれ,ミシン目がずれる場合があります.
そうすると,ミシン目を合わせ直したり余分に巻き取ったりと,余計な手間がかかることもあります.
ティッシュペーパー
ティッシュペーパーとは、薄く柔らかい紙のうち、水に強くする加工が施された衛生用品です。
トイレットペーパーは再生パルプを主原料とするのに対して、ティッシュペーパーは木材から得られるパルプを主原料としています。
鼻をかんだり、水気のあるものを拭いたりすることを主な用途とします。
水気を含むものに対して使われることが多いため、水に浸した程度では簡単にほぐれないようになっています。
これらの条件を満たさないティッシュも製造されており、あえて水に溶けやすく加工されているティッシュや、鼻をかんだ時に皮膚が荒れたりしないように保湿性に優れたティッシュなどもあります。
また、香りつきのものや、着色されているものも販売されています。
2枚1組
よくよく見てみると、ほとんどのティッシュは2枚1組になっています。
これにもちゃんと理由はあるのです。
1枚のティッシュだと、あまりの薄さに製造が難しくなります。
逆に、2枚分の厚さを1枚のティッシュにして製造すると、今度は厚くなることで固くなり、肌触りも悪くなってしまいます。
また、紙には裏と表で質感に若干の違いがあり、肌触りの良い面を表に向けて2枚が重なっているのです。
ちり紙
用途はほとんど同じなのですが、製造方法に違いがあります。
ティッシュやトイレットペーパーはバルブや木材から加工されているのに対し、ちり紙は和紙の低級品です。
数十年前まではちり紙が主に使用されていましたが、今ではほとんど生産されておらず、使われていません。
ティッシュペーパーをトイレで使うと・・・
ティッシュペーパーは水に強い構造になっており、トイレットペーパーは水で分解しやすい構造になっています。
そのため、トイレットペーパーが切れてしまったからといってティッシュペーパーを使うと、水を流しても分解されず、トイレが詰まってしまう場合があります。
トイレが詰まると、最悪の場合、業者さんを呼んで直してもらうことになる可能性もあります。
ただ使う紙を変えただけなのに、数千から数万円支払うことになるのも嫌ですよね。
とはいえ、トイレットペーパーが切れているのに気づかず用を足してしまうこともあるので、そういう時はティッシュペーパーを使い、すぐにトイレットペーパーを買いに行きましょう。
鼻をかむ時にはコレ!
ティッシュペーパーは鼻をかむ時用の紙なのですが、ティッシュペーパーよりトイレットペーパーをオススメします。
トイレットペーパーはティッシュペーパーよりも吸水性に優れており、柔らかく摩擦も少ないです。
風邪をひいていたり花粉症などで1日に何度も鼻をかむひとは、ティッシュペーパーの摩擦で肌荒れしやすいです。
正しい使い方とはいえませんが、鼻を痛めそうだと感じたらトイレットペーパーを使ってみましょう。
また、最近は鼻をかむことに特化したティッシュペーパーが販売されています。
鼻セレブなどがそれに当てはまります。
それらの商品は、ティッシュペーパーそのものが水分を保有しており、鼻を傷めにくい構造になっています。
通常のティッシュペーパーよりも値段が高めですが、それに見合った効果を発揮してくれますので、一度使ってみてはいかがでしょうか?
終わりに
いかがだったでしょうか?
ティッシュペーパーとトイレットペーパーは、同じ紙でも用途が分かれており、そもそも構造に違いがありました。
ちょっとしたことで大変なことにならないように、使用用途に合った正しい使い方をしましょう。
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