みなさんは、よく外に出られるでしょうか?
ショッピングだったり、お仕事だったり、ただ散歩に出かける人もいます。
そんな時、ちゃんと紫外線対策はできているでしょうか?
紫外線対策をしていないと、日焼けしてしまいます。
日焼けなんか気にしてられない!
なんて言う人も多いと思います。
特に、男性の方は。
でも、ちゃんと紫外線対策をしておかないと、大変なことになるかもしれませんよ?
日焼けって、意外と危険なんです。
日焼けとは
日焼けとは、太陽光などから発せられる紫外線により、皮膚が炎症を起こしている状態のことを言います。
また、炎症を起こしていなくても、メラニン色素の沈着によって肌が黒くなっている状態のことも日焼けといいます。
どちらの場合も、1週間前後で皮膚が剥がれ落ち、新しい皮膚に変わります。
紫外線について
紫外線は主に太陽光から発せられる光のひとつで、10~400nm(ナノメートル)と短い波長の光です。
熱を与えたりという作用はないですが、化学変化を起こす作用があり、それらは殺菌消毒などに利用されています
また、紫外線の対照となる、770nm以上の光のことを赤外線といいます。
赤外線は対象物に熱を与える効果があり、電気ストーブなどの暖房機器などに利用されています。
日焼けの危険性
紫外線に長時間照射されると、皮膚に炎症が起こり、肌が赤く腫れます。
症状が重くなるにつれ、いわゆるやけどと同じ状態になり、水ぶくれになったりします。
最悪の場合、皮膚がんになることもあります。
紫外線に殺菌作用があるということは、肌に強い刺激を与えることがあるのです。
日焼けしやすい時期
日焼けしやすい、紫外線が多い時期は6月から9月にかけてです。
夏は太陽が出ていることが多い時期ですので、その分紫外線量も増えることになります。
逆に、その時期以外なら大丈夫なのかと言われると、そういうわけではありません。
曇ったり雨が降って太陽が見えなくても、紫外線は降り注いでいるのです。
もちろん晴れの日よりは減ってはいますが、それでも30%くらいは降り注いでいます。
紫外線が少ない時期だからと言って、安心しきって紫外線ケアを怠っていてはいけません。
日焼けしやすい場所
日焼けといえば、海やプールを連想するため、水場が日焼けしやすいと思うでしょう。
しかし、それは半分正解で半分不正解です。
水自体は、紫外線のほとんどを吸収してくれるため、紫外線量は大幅に減ります。
しかし、日焼けする人は多いですよね?
それは、肌の露出が多く、水から出ている時間が長いからなのです。
ずっと水の中で泳いでいれば、肌が直射日光に当たらないため紫外線の影響はほとんどど受けません。
しかし、そんなわけにもいかず、必然的に水から上がっている時間ができてしまいます。
その結果、普段なら服で紫外線を遮っているところ、肌に直接紫外線を浴びているので日焼けしやすくなっているのです。
さらに、水は光を反射するため、その反射した紫外線も肌に当たります。
普段の生活以上の紫外線を浴びることになるので、日焼けしてしまうのです。
また、海やプールだけでなく、雪山やアスファルトの上、オフィス街なども日焼けしやすくなっています。
それらは、光の反射によるもので、たとえ日陰にいたとしても紫外線の影響を受けます。
基本的にはどんな場所でも紫外線の影響を受けることになるので、日焼けを気にする方は外出時は常に日焼け対策をしておきましょう。
対策
日焼け止め
これは誰でも知っていることですが、日焼け止めを塗るのが一番効果的です。
日焼けしたくない部分に塗っておくことで、日焼け対策はバッチリです。
顔全体に日焼け止めを塗る場合、1回に使う量は500円硬貨くらいの大きさです。
かなり量が多い気がしますが、これくらい塗らないと十分な効果が期待できないのです。
また、顔だけでなく、耳にも塗るようにしましょう。
耳の皮膚はとても繊細で、紫外線の影響を強く受けます。
耳だけに塗り忘れていて、耳に水ぶくれができてしまったなんて話もよく聞きます。
肌が弱い人は特に注意しましょう。
ただ、よく勘違いされるのが、日焼け止めは1日もちません。
有効時間は3時間程度だとされています。
そのため、日焼け止めを塗っていたのに気づいたら日焼けしていた、なんてこともあります。
3時間おきに塗り直すようにしましょう。
SPF(Sun Protection Factor)とは
日焼け止めに必ず書かれているこの表記SPFは、紫外線による肌の炎症を抑える強さを表しています。
この数値が高ければ高いほどより強い効果が期待できますので、悩んだら一番高い数値のものを選びましょう。
例えばSPF50だと、紫外線に対する肌の強さを1として考え、その50倍の効果が期待できるという意味になります。
個人によって効果の大きさは異なりますが、数値の高さと効果の大きさは比例しますので、より高い数値のものがオススメです。
PA(Protection Grade of UVA)とは
こちらのPAも日焼け止めには必ず書かれていますが、これは紫外線による肌の老化を抑える強さを表しています。
SPFと同じようにも見えますが、対する効果が違うのです。
PAは数値ではなく、+の表記が追記されます。
+の数が多ければ多いほど、強い効果をもつということです。
こちらも効果が高ければ高いほどいいので、迷ったらできるだけ+の多い商品を選びましょう。
食べ物
実は、食べ物も紫外線に関係があるのです。
実際には、食べ物というよりは栄養素ですね。
肌を紫外線から強くするには、ビタミンを多く摂る必要があります。
そのビタミンの中でも、ビタミンA、C、Eが有効とされています。
それぞれのビタミンには、シミの原因であるメラニンを抑制したり、抗酸化作用などの効果があります。
だからといって、無理して食べ過ぎてはいけないので、いつもの食事に一品加える程度にするのがオススメです。
ビタミンが多く含まれるオススメの食べ物
ビタミンが摂取できる食材は多く存在しますが、その中でも少量で多くのビタミンを摂取できるものを激選しました!
他にも代表的な食材はありますが、その中でもダントツにビタミン量の多い食材です。
ビタミンA
レバー
うなぎ
ビタミンC
ピーマン
ブロッコリー
ビタミンE
煎茶
抹茶
サフラワー油
服装
日焼けが気になるのであれば、服装も注意しましょう。
露出の少ない服装にするのは当たり前ですが、色が薄い、または生地が薄い服は避けるようにしましょう。
色が薄かったり生地が薄いと紫外線が通りぬけやすくなり、気づかないうちに肌にダメージが与えられています。
より濃い色の服や生地の厚い服装が、日焼けには効果的です。
ただし、あまりに濃い色にしすぎると、服が太陽光を積極的に吸収し、暑くてたまらない状況になることがあるので注意が必要です。
日傘を差したり、つばの広い帽子をかぶっても効果があるのでオススメです。
効果的なケア
冷やす
日焼けした場所が火照っており、熱を持っているようならすぐに冷やしましょう。
使うものは、冷水でも、保冷シートでもなんでもいいです。
日焼けした場所を冷やして、できるだけ早く火照りを鎮めるようにしましょう。
ただし、氷や保冷剤など極端に冷たいものを当て続けると、今度は凍傷になってしまう恐れがあるので注意しましょう。
化粧水をつける
日焼けした肌は水分が失われており、水分不足になっています。
そこに化粧水をつけることで失った水分を取り戻し、水分不足を緩和します。
とはいえ、化粧水だけではすぐに乾いてしまい、肌が十分に水分を吸収できない場合があります。
それを防ぐためにも、化粧水をつけた後は乳液をつけ、保湿しましょう。
また、できるだけ肌への刺激の少ない化粧水や乳液をつけるようにしましょう。
日焼けした肌は敏感になっており、刺激のある化粧水や乳液を使ってしまうと痛みが生じます。
普段使っている化粧水や乳液だと痛みが生じるという方は、日焼け用の化粧水や乳液も販売されているので、そちらをためしてみてはいかがでしょうか?
軟膏を塗る
日焼けした肌が痛み、化粧水をつけることすら難しい場合、やけど用の軟膏をつけましょう。
痛みが生じる中、無理に化粧水を使っても逆効果になることもあります。
この日焼けはひどいなと感じたら、化粧水のケアから軟膏のケアに切り替えましょう。
無理は禁物です。
我慢できない痛みの場合
すぐに病院に行きましょう。
日焼けといっても、根本的にはやけどと同じです。
もしかすると、重度のやけどになっているかもしれません。
早めに病院で診察を受けることが、肌へのダメージを減らすことにつながります。
オススメの日焼け止め5選!
ビオレ さらさらUV アクアリッチウォータリエッセンス
こちらは、現在Amazon・楽天で1番人気の商品です。
他の日焼け止めよりサラサラ感があり、重ね塗りをしてもベタつきません。
そして何より、値段が安いためコスパが高い商品になります。
どの商品にするか困ったら、とりあえずコレを選んでみてはどうでしょうか?
紫外線予報 アウトドアUVジェル
こちらは、日焼け止めに加え、虫よけの効果もある商品です。
日焼け止めを塗った後、虫よけスプレーをかける手間がこれ1本で解決します。
SPF30・PA+++と日焼け止めの効果が若干低めですが、数時間の外出には十分な効果を発揮します。
夏の外敵である紫外線と虫、これらを同時に対処したい時はこれをオススメします。
アジャステ エアリータッチ UVスプレー
こちらは、上記で紹介した商品と同じ効果を持つ商品で、日焼け止めと虫よけを一度に解決してくれます。
大きな違いは、こちらの商品はスプレータイプになっていることです。
虫除けスプレーを使うように、肌に散布して使います。
顔に使う時は、一度手に出し、顔になじませるように塗りましょう。
さらに、SPF50+・PA++++と高い日焼け止め効果も持っているので、どうしてもSPF50がいいという方にオススメです。
資生堂 アネッサ パーフェクトUVサンスクリーン
こちらの商品は、資生堂が販売している日焼け止めです。
いかなる状況にも対応できるように、日焼け止めの効果を底上げしており、何度も塗り直す必要がないほどの持続力を持ちます。
また、高い耐水性を持つので、海や川で泳いでも大丈夫です。
他の日焼け止め商品より少し高めの値段ですが、それ以上の効果が見込める商品です。
資生堂 クレドポーボーテ クレームプロテクションUV
この商品は、他の日焼け止めには入っていない美容成分が入っている商品です。
値段はかなりお高めで、なかなか手を出しにくい商品でもあります。
しかしこの商品、一部の客層からは圧倒的な支持を得ている商品なのです。
日焼けをしないのはもちろん、肌にうるおいを与え、肌の調子を最好調にしてくれます。
美容第一に考えている方はコレ以外を選ぶわけにはいきません。
ぜひ、一度試してみてはいかがでしょうか?
安全に日焼けしたい場合
シミやそばかすが気になって日焼けできない。
けど、日焼けして小麦色の肌を手に入れたい。
そういう方もおられると思います。
そういう時は、太陽光で直接日焼けするのではなく、日焼けサロンに行きましょう。
紫外線の量や波長を細かく設定することができ、肌へのダメージを極力減らすことができます。
とはいえ、日焼けサロンの機械を使っても、結局は紫外線を照射するので過剰な使用は厳禁です。
日焼けマシーンの使いすぎで、皮膚がただれてしまったという事例もあります。
何事もやり過ぎはいけません。
終わりに
日焼けについての理解は深まったでしょうか?
紫外線量が増える季節、外出にはくれぐれも気をつけてください。
肌のケアを怠ると、後で取り返しのつかないことになるかもしれませんよ?
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