みなさんしっぽについて考えたことはありませんか。
私は、子どもの頃しっぽがほしくてたまりませんでした。
ドラゴンボールの主人公「孫悟空」も子どもの頃しっぽがありましたね。
しかし、現実には存在しません。
今日考えていきたいのは、なぜ動物にはしっぽがあるのかということです。
そして、なぜ人間にはしっぽがないのでしょう。
しっぽの使い方
多くの動物には、しっぽが生えています。
とてもうらやましい限りですね。
でも、動物によってしっぽの使い方は様々なのです。
例えば、カンガルーの太くて長いしっぽは、高くジャンプしながら動くときに
バランスを取るのに役立ちます。
チーターは、走って他の動物を捕まえるときに使います。
獲物が急に方向を変えて逃げたら、しっぽを曲がる方向と逆にふり、バランスを取るのです。
木の上で暮らす動物の中には、しっぽを5本目の手足のように使うものもいます。
しっぽの筋肉が発達していて、物をつかめるのです。
何の動物かわかりますか?
そうです。
猿です。
しっぽで木の枝を掴んで、ぶら下がることができます。
水中にもしっぽをもった動物がいます。
クジラやビーバーなどです。
これらの動物は、泳ぐためにしっぽを使います。
人間にもしっぽがあった?
では、どうして人間にはしっぽがないのでしょう。
考えたことはありますか?
実は、人間の祖先にあたる大昔の動物にはしっぽがあったようなのです。
この動物は木の上で暮らしていました。
やがて、地上に降り、地面を2本足で歩くようになってきました。
そして、しだいにしっぽを使わなくなってので、しっぽはなくなったのではないかと
考えられるようになりました。
人間の祖先は「猿」というのは、このことを言っているのかもしれませんね。
しかし、かつてしっぽがあった証拠は、今も人間の体の中に残っています。
お尻の割れ目の上の方を触ってみてください。
出っぱった骨があるのがわかりますか?
この骨のことを尾骨といいます。
大昔には、そこに骨がついていたのです。
まとめ
しっぽは動物によって使い方が違うことがわかりました。
そして、人間にも昔はしっぽがついていたのです。
しかし、2本足で歩くようになったためしっぽは必要がなくなりました。
ちなみに、ペットとして飼われている犬はどのようなしっぽの使い方をするかわかりますか?
犬は、しっぽを感情表現に使います。
また、ムササビやモモンガのしっぽは、飛んでいるときにバランスを取ったり、
着地するときにブレーキとして使ったりします。
いろいろなしっぽの使い方があって面白いですね。
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