鳩胸が気になる女性必見! 原因を知れば改善できる!

鳩胸が気になる方、結構多いのではないでしょうか?

胸が出っ張っていると着れる服も少なくなるし、ファッションを楽しみたくても楽しめない。

そんなに痩せているわけでもないのに、肋骨が見えてるのが嫌だ。

そんな悩みを抱えている女性のためのページです。

男性で悩んでいる方にも参考になるかと思います。

まずは、鳩胸のことを知ってから、改善する方法を学びましょう。



鳩胸とは

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鳩胸とは、骨の病気です。

胸の真ん中に縦に長く触れる骨を胸骨といいますが、この胸骨がハトの胸のように前方に変形し、胸部の前後径が増大した状態のことを鳩胸といいます。

数千人に1人という確率で発症することがあり、男女比は5対1の割合で男性に多く見られます。

変形の形により大きく3つに分類されます。

  • 第1型:胸部の下部が突出している:約67%
  • 第2型:胸部の上部が突出している:約5%
  • 第3型:片側の胸壁が突出している非対称性鳩胸:約28%

胸郭という胸部の外郭が変形しているだけで、心臓や肺などに負担がかかったり障害が起こることはありません

しかし、鳩胸というのは見た目に影響してくるので、鳩胸に対して悩む人も多いです。

ちなみに、胸骨が陥没する漏斗胸という症状もあるのですが、漏斗胸と鳩胸では10対1の割合で漏斗胸の方が多いです。

原因

鳩胸になる原因は、先天性のものと後天性のものがあります。

先天性の原因

同一家系に発症することが多く、遺伝的素因があると考えられています。

多くは生まれつき発症しており、軽度であれば体の成長とともに目立たなくなっていきます。

後天性の原因

乳幼児に発症することが多い、くる病が原因で鳩胸になることがあります。

くる病の主な原因がビタミンDの欠乏で、くる病の治癒にともなって胸部の変形も治っていきます。

また、幼少期からの肥満によって鳩胸になる場合もあります。

その後ダイエットで痩せたとしても、膨らんだ胸骨が戻ることはありません。

直し方・改善方法

鳩胸は胸骨の変形が原因ですので、完全に治すためには外科医による手術が必要です。

しかし、胸骨には軟骨部がありますので、矯正によって改善されていくということもあります。

手術

3歳以上になると、鳩胸の手術が行えるようになります。

手術法は、変形している肋軟骨を切除して軟骨膜という部分が短縮されることで変形が矯正されます。

そして、この手術法では手術による後遺症が残ることが少なく、改善しやすいとされています。

しかし、術後は入院が必要で1週間程度は入院することになり、その後も通院が必要となります。

また、術後の傷が残ります

数年経てば目立たなくなるとは言われていますが、その数年間は傷が残りますのでよく検討をする必要があります。

手術費用

  • 保険適用であれば、3割負担で約30万円程度。
  • 保険適用外であれば、全額負担で約100万円程度。

だとされています。

しかし、この場合の保険はなかなか適用されることがありません。

というのも、鳩胸は漏斗胸と同じ病気ですが、漏斗胸と違って健康被害が無いため、美容目的での手術と判断されます。

保険適用外となれば手術の費用も高額になるので、まずはお医者さんに相談することをオススメします。

矯正

鳩胸を完全に治すということはできませんが、ある程度軽度な症状であれば矯正で改善されることがあります。

その方法は3通りあります。

ストレッチ

この方法は鳩胸の中でも胸部の下側が出ている人に効果があります。

まず、腕組みをして、胸部の出ているところに当てます。

次に、胸部を少し圧迫するように押し付けます。

この時、無理に力を入れないようにしましょう。

そして、ゆっくり呼吸を行って下さい。

この状態を1回30秒で毎日3回ほど続けていくことで、少しずつ改善されていきます。

肋骨の軟骨部を少しずつ変形させているものなので、急に力を入れ過ぎると危険です。

毎日こつこつと続けることが大切です。

重りを乗せる

この方法は、鳩胸のどの種類でも対応できるかと思われます。

2リットル程度のペットボトルを用意し、水を入れます。

仰向けに寝っ転がり、水の入ったペットボトルを胸部の出ているところに乗せます。

圧迫感が無ければ水を足し、苦しければ水の量を減らして下さい。

それだけです。

それを毎日数分行うだけです。

仰向けに寝ているだけなので、そのまま寝ちゃってもかまいません。

ただ、苦しいのを我慢して無理する必要は全くありません。

毎日時間をとって続けることで、効果が出てきます。

筋トレ

これは男性に向けた改善方法です。

女性の方にはあまりオススメできません。

鳩胸を治すというわけではありません。

筋トレによって大胸筋を鍛え、鳩胸を目立たなくさせます

プッシュアップといういわゆる腕立て伏せなのですが、大胸筋に刺激がいきやすい方法です。

まず、足を軽く広げ、床に手をつけ四つん這いになります。

この時、手は肩幅より少し広めにとり、位置は胸のトップ部分に合わせます。

次に、地面に体をつけないように、息を吸いながら伏せます。

そして、息を吐きながら体を起こします。

これを12回ほど繰り返し、全部で3セット行います。

この時、12回で力尽きるくらいゆっくりやってみましょう。

2セット目や3セット目のことを考えて体力を温存すると、効果はありません

体に負荷をかけることで、鍛えられていきます。

これも毎日つづけましょう。

女性には向かない理由としては、筋肉がついてしまう点です。

筋肉がつくと相対的に鳩胸も目立たなくなるのですが、鳩胸が治ったわけではないので根本的な悩みの解決にはならないでしょう。

鳩胸による弊害

鳩胸になると胸を隠すようにうつむきがちになる人がいます。

胸をめだたせないようにと気持ちはわかるのですが、危険です。

うつむくことが原因で猫背になってしまうこともあります。

猫背になると、肩こり腰痛からはじまり、肺活量の低下や腕が痺れたりと神経障害につながることもあります。

猫背は美容にも健康にも悪いので、背中が曲がる癖は直していきましょう。

おわりに

ここまで読んでいただけたら、鳩胸の知識もつき、色んな手段があるということを知っていただいたと思います。

しかし、私としては鳩胸は悪いことでは無いと思うのです。

多くの方が鳩胸をコンプレックスだと感じていると思うのですが、決して悪いことばかりではないです。

胸が大きく見えるということは、とても魅力的なことです。

また、男性なら鳩胸であることで男らしさを感じます。

鳩胸であることを悲観せず、自信を持っていただきたいと思います。




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